本日の犬ぞりのお客様は香港の方でなんと当日キャンセル。
思いがけず休日になってしまって、午前中はいい年した親父がメソメソしておりましたが午後には犬達の散歩とサラのフリスビーで少し元気が復活しておりますのでこの勢いで続きです。
夜の8時を過ぎても帰って来ないのでこれはまずい、もしかしたら道路で事故?川に落ちた?と、家族が留守でしたが、サラ、ノエルに留守番をさせてGPSのポイントにライトを守って出かけました。
真っ暗な時間でしたがライトで確認できたのはこの場所には確実にユパの軽快な足跡とヤンネの鈍重な太い足跡。
確実に2頭でやって来ておりますが、ライトで探しましたがここから道路に出た足跡はヤンネの足跡のみ。
もしかしたらユパは川に落ちた?
そんなはずは無い、ユパは何度も片足が落ちるようなことを経験していて川の危険を知っているはず。
翌朝、早朝の写真ですが現場はこんな場所で、川に落ちたらよほどの運でもなければ助かりません。
もし落ちたとしたらと想定して、明白に分かるユパの足跡を追ってみたら、ここから落ちたのではと思われる場所が2カ所あります。
ここはギリギリまで足跡がありますが、落ちたとしたら落ち口が崩れているはずなので、たぶんここではないと思われます。
こちらはミンクと思われる新しい足跡とユパの足跡が有り、左側の壁際はヅリ落ちたようにも這い上がろうとした後にも見えます。ここの上流側は15mほど結氷していて、
上流側にも足跡が続いている小さな開口部がありますがここにはミンクの足跡しかありません。
このあたりの下流は数百mの開口部の無い、結氷区間。
雪の上の足跡は明白に残っていて、この地域に入って来たのはユパとヤンネ。 翌朝の明るい時にしっかりと確認しましたが、この地域から出ていった足跡はヤンネの足跡のみ。
疑いようのない事実としてユパが氷の上から川に落ちていなくなった。
氷の下で亡くなった。と、なります。
予測ですがユパは川水の冷たさを知っていて、通常ならこの時期には絶対に川に飛び込むようなことはしないと思いますが、もしミンクが開口部から顔を出したり(ミンクは真冬でも氷の下を自由に泳いで魚を捕ります)開口部に飛び込むのをユパが見たりしたら、泳ぎの得意なユパは自分で飛び込んでしまうかもと思います。
いずれにしても川に落ちてしまったのは受け入れないといけない事実で、ユパの死も確実です。 どこで何をする時も駆け足、いっつも生き急いでいたようで、絶対平和主義で一度も誰ともケンカをしたことが無く、どんな人も大好きだったユパ。
申し訳ございません。
これから先、生きていれば、それだけで直接的なり、間接的なりに、何人もの人々を楽しく、幸せにできたであろう天使を死なせてしまいました。
ユパが死んだのは私の育て方の責任です。
亡骸は危険なので探してあげることができませんのでお墓も作れません。
ユパは若く2歳ほどで亡くなった母親のナーシカと同じような生き方ですね。
東北の被災地の映像で見たブリタニーに興味を持ち、飼うことを決心させてくれたのはナーシカ。
悔やんでも悔やみきれない日々がしばらく続きそうですが、取りあえず皆さまにユパの死をご報告させて頂きます。